昨日、4日。
旧暦では「立春」をむかえました。
暦の上では、この日から「春」ということですが、すぐに暖かくなるという感覚はありません。
実際、四日市でも先日の大雪。
東北地方でも例年にない記録的な大雪と、春の訪れを感じる事は到底できない状況です。
冬の訪れは年々遅くなり、春に雪が降る。
梅雨時期といえば7月の末からともすると8月まで続き、夏に台風が猛威をふるう。
近年の異常気象で、「季節感」というものは、なかなか暦どおりにはいかないようです。
でも、本来の暦の意味で言うなら、この「立春」は、
「寒い日もそろそろ終われば、春も来るから、準備をしましょうね。」
という意味ではないかと私は思っています。
目には見えないところで動き始めている春の訪れを、その準備をしながら待つ季節。
春に花開く木々・花たちは、つぼみを堅く結び今にもその花びらを開く日を待っています。
私にとって「春待ちの季節」は、一年の中で一番好きな季節でもあります。
日々暖かくなりつつある日差しや風を感じながら、コツコツと準備をして春の訪れを待つ。
花壇や鉢の土を足したり入れ替えて、春の花を探しに、ホームセンターを訪れたり。
食器棚のカーテンやソファの上掛けの生地選びに出かけ、そのデザインを考えたり。
楽しい時間を過ごします。
「寒い冬の終わりの日々」を、「春を待つ楽しい日々」にかえて。